スケートボーダーたちが自身のパフォーマンス映像を楽しむ機会を提供
一般社団法人渋谷未来デザインは、KDDI株式会社と共に、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」を通じ、渋谷区立宮下公園に併設されたスケート場において、5G対応スマートフォンを複数台設置し、スケーターのパフォーマンスをさまざまな角度から撮影し、編集した映像を提供するサービスの実証実験を12月6日（日）より開始しました。
実証実験開始初日には、レッドブル契約アスリートでトップスケーターの四十住さくら選手がデモンストレーションを行いました。
四十住さくら選手によるデモンストレーション
U-15ストリートスポーツコンペティション「Next Generation Games 2020」の開催に合わせ、デモンストレーションを行った四十住さくら選手。初めての宮下公園でのプレーを楽しむとともに、実証実験を通じ、その場で映像化される自身のパフォーマンスを鑑賞しました。マルチカメラで撮影、編集された彼女のパフォーマンスの映像は渋谷未来デザインWEBページで公開中。
「Next Generations」によるトップアスリートを目指す若者への体験機会提供
渋谷区にてストリートスポーツ振興およびスポーツマナー啓蒙を目的とし、若年層U-15（中学生以下）を中心として様々な活動を通年展開する「Next Generations」プロジェクトとも連携し、若い世代のプレーヤーらも実証実験を体験しました。
四十住さくら選手コメント
6個のカメラで自分の滑りを色々な角度から撮っていて、技をやっていない滑りもカッコよく見えるような撮り方になっているので嬉しい。動画があることによって、メイク率も上がるし、自分がどういう風にどこを見て滑っているかもわかるので良い取り組みだなと思います。
渋谷区長 長谷部健氏コメント
渋谷区としては、テクノロジーと色々なものを融合してゆこうという方針の中で、特にこの公園は街の真ん中にあり、多くの人に利用していただく場所でもあるので、今回本施策を取り入れてみることになりましたが、アーバンスポーツとテクノロジーが混ざり、新しく、渋谷らしい価値が発信できたのではないかなと思います。
おかげさまでストリートカルチャーは、このまちの文化活動の大きな原動力の一つであり、合法的にスケートボードが出来る場所がこの街には必要だと思いますし、そこにおいて、テクノロジーというこれからいろんな新しい可能性があるものと、新しくオリンピック種目にも認定されたスケボーというスポーツが混ざっていくことで何かが生まれるのではないかなと期待しています。
事実足掛りとして、今回撮った映像が5G環境下の元ですぐに観ることができて、自分で加工して使える、という数年前だと全く考えられなかったことや、SNSでも広がっていく中でこの場所自体の宣伝にもなるなどという可能性が見え始めていて、今後も楽しみにしています。
KDDIパーソナル事業本部 サービス統括本部 5G・xRサービス戦略部長 繁田光平氏コメント
かっこいい滑走シーンがAIによって自動で編集され、音楽ものせられたまさに「あなただけ」の映像は、非常に映える、皆さまに見てほしいような作品となりました。
今回はビブスを着ていただいて、ビブスの色を抽出し編集しているのですが、AIが学習していくことによって、かっこいいメイクシーンをより正確に識別することができるようになると期待でき、本実証実験でより色々な方に滑っていただいた後、ベストなシーンだけを切り出しスケーターの皆様にとってよりかっこいいプロモ映像が今後制作可能になると思います。
今回の実証実験を経て、スケーターの皆様の声をいただき、改善ポイントや機能等を磨き上げていきたいと考えています。
本実証実験の概要
コンセプト
5Gなど先端テクノロジーを活用したストリートスポーツの振興と次世代アスリートの育成とともに、渋谷区立宮下公園の魅力化の推進。
実施期間
2020年12月6日から2020年12月20日
※2020年12月12日(土)はシステムメンテナンスのため非実施
※悪天候（雨、積雪、強風等）や施設が濡れている場合は、利用できません
実施時間
9:00から17:00
※2020年12月6日は11:00~17:00にて実施いたします
実施エリア
渋谷区立宮下公園内スケート場
※スケート場利用方法は渋谷区立宮下公園の定める内容に準じます
Next Generations
https://www.nextgenerations.jp
Next Generationsは、ストリートスポーツ振興とマナー啓蒙を目的とし、若年層U-15 (中学生以下）を対象とした通年のプロジェクトです。ストリートスポーツコンペティションの実施を基軸に、体験イベントやスクール事業など、包括的に展開しています。
ストリートスポーツには、体育や部活などの教育文脈とは違った学びがあります。コミュニティの中で社会のルールを身に付け、シーンに触れることでカルチャーを学ぶことができます。ストリートスポーツを振興することにより、街や公園に学び場を創出し、子供たちに新たな発見を与えます。
